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和歌山の祭り・年中行事

大松明押し

大松明押し

大松明

かつらぎ町(花園)

平安時代からとされる「花園の恩田の舞」(2月予定)の鬼定め(役決め)完了の祝と共に一年の厄落とし、翌年の豊作を祈願する火祭りのひとつで、毎年、大晦日の夜21時から23時頃まで下花園神社境内(梁瀬小学校運動場)で行われている。

花園の若い衆20~30人が、音頭をとりの囃子によって、大松明をかつぎ上げ、祝い歌を唱えながら境内を3遍ねり(おし)廻す。
(これが「押す」であり、神しずめの行事である)。
最後に用意された小松明(30本程度)に大松明から火をとり、右左とかざしながら家に持ち帰る。

平安時代から伝わる行事とされるが、その起源ははっきりしない。
担ぐ人が少なくなっている為、大松明が細かく小さくなっている。
小松明で家に持ち帰る人も、少なくなっている。
(以前は、50~60本位用意したが、今は30本位)
昔は裸になって、宮の手鉢で水をかぶり躰を清めたが、今は社前で宮司さんにお祓いをしてもらう。

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