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月見竿
田辺市(伏拝)
地元で、「月見竿(月見飾り、月見)」と呼ばれる収穫感謝祭。
中秋の名月の頃、陰暦8月15日に、玄関の横の庭先で行う。
真竹を切ってくる。その竹を、洗濯干しの棒に使えるようにきれいに節を削り作る。
その竹の先に「おみなえし」「すすき」「萩」「サトイモ」「サツマイモ」飾り、わり箸を十字にしてとめる。それを庭先に立てる。
昔は全戸でやっていたが、今はやっている家は二軒か三軒ぐらい。
月見に使った竿は、毎年、新しい物干し竿になる。この物干し竿は、右と左どちらからでもさせる(竿は通常右からさすという)。
このとき使った割り箸は、左利きを右利きに矯正する箸に使うのだという。
6月に竹を切ると虫がつかない。
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