現在表示しているページ
ホーム > 和歌山の祭り・年中行事 > 牛滝祭

和歌山の祭り・年中行事

牛滝祭

橋本市(嵯峨谷)

昭和30年過ぎまで、この辺りのほとんどの家では農耕用の牛を飼っていた。
牛の安全を願い、また牛を供養するためにこの祭りが始まったのではないかと思われる。
牛滝山山頂広場において、4月の第1もしくは第2日曜日(桜の花が咲く頃)に行う。
彼岸ごろに、どちらが良いか決める。
紀の川が一望でき、非常に見晴らしがよい。 雨の時は、集会所で行う。

牛滝山山頂に、文字を刻んだ自然石をいくつかお祭りしている。
午後2時ごろに集まり、各人でそれらの石にお参りする。
みんなでお酒を飲んだり、料理を食べたりして楽しむ。焼きそばなどは、コンロを持ち込みそこで調理する。
午後4時ごろに餅まきをする。まくのは餅のみである。
広場の少し高くなった場所から餅をまく。餅はいくつかの櫃に入れられており、それぞれ蓋をするように敷き餅(直径30㎝位の大きな餅)が置かれている。まず小餅をまき、最後に敷き餅を投げる。敷き餅には色餅もある。(最近は赤色のみだが、以前はよもぎの緑もあった/この辺りの餅まきには、牛滝祭りに限らず敷き餅はつきものである)

昔は一軒一軒酒の肴を作って持ち寄った。今は区から費用を出し、婦人会が料理を担当している。 20~30年くらい前から、餅に1等から4等位までの番号を書き、その餅を拾うと景品が当たるようになっている。

 

このページのトップに戻る