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和歌山の祭り・年中行事

山祭

山祭

玉串奉奠

田辺市(富里)

地元で「やまがみさん」「おおがみさん」と呼ばれる。
石像で、翼を付けた山の神が祀られている『これは県文化財保護審議会委員の昭和57年の調査によると、この山神像はこれまで全国でも報告例がない、非常に珍しい「両翼」のあるご神体であることがわかった。そして山の神像に起年銘が刻まれているのも珍しいと民族学界で発表された。』石像を彫刻した200年前にエンゼル(天使)の翼を知るはずがなく、山の神とカラス天狗を合わせて彫刻するうちに不動明王のようにもなったのではないかと、石像美術的にも注目されている。

田辺市下川上地区の山中に祀られている「山神宮」において、元々 旧暦の11月7日に行われていたが、昭和55年から12月の第1日曜日と定めて行なっている。

山の仕事全体の安全祈願を目的に、 木挽き(大木専門のきこり)・炭焼きを生業とした人々が山で仕事をできることの感謝の念を表す祭として行われてきた。

大釜に神事用のお湯を沸かして準備をする。
①神主祝詞
②大麻(おおぬさ)(70センチくらいの榊に幣をつけ、全ての浄めに使う)
を左右大きく祓い(はらい)、お供えの品々を浄めたのち、5段の階段を降り、参拝
正面、右、左、全員を浄める。
③再び、階段を上り社前にて、長い祝詞奏上。
④下に降り、大きな(100リットルは入る)釜に湯を立てて、その中に、お洗米と塩をれて、大麻のもとで湯をかき混ぜたのち、まじないごとを書き祈る(山仕事の安全と康)。
⑤社前に供えていた、笹の2束を持って来、湯にたっぷり浸し左右に大きくかき混ぜ、それを社前に持ちあがりその雫(しずく)を祠、供え物等全体に振り掛けて浄め、また下に降りて同じように湯をくぐらせた笹で、参拝者に振り掛けて全員を浄める。その後、笹は社前に戻しておく。 ④⑤を湯立て神事という(ゆたてしんじ)。
⑥神主が玉串を奉奠した後、参拝者の代表者から順番に玉串を奉奠して神事は終了。
⑦直会(なおらい)に移り、参拝者にお酒、湯建て神事で出来た、炭火で秋刀魚を焼き、きな粉の握り飯、たくあん、等で2時間ほど酒宴を催す。
⑧午後1時から、地区民、参拝者全員が、裏の広場(昔の土俵跡)で餅まきに興ずる。
⑨散会


当日は山に入ったり、山仕事は一切しない。
これは、山の神は春には山に種をまき、秋には山の木の数を数えると言われ、山に入ると木の数に数えこまれて、帰れなくなる。という伝説が信じられているからである。
農作業も休む。

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