高野町/高野馬子唄
音源:第9回紀州路民謡全国大会(和歌山県民謡連合会)
高野山は古くから真言密教の中心地として、歴史と文化に彩られている。今は自動車で簡単に登ることができるが、昔は馬の背に乗って参拝する人もいたことを伺わせる唄である。尺八と鈴の伴奏により。追分様式で朗々と唄われる馬子唄である。
歌詞
1.槇の木かげに 手綱を掛けて
くわえ煙管で ハア客を待つ
2.高野参りは 仕合者よ
馬の背にて 谷を越え
3.神谷あたりか 炭焼く煙り
なびく山あい もどり駒
4.推出(しいで)花坂 年の瀬暮れて
一夜明ければ 雪となる