由良町/長持唄
音源:昭和56・57年 和歌山県民謡緊急調査
長持唄は嫁入り道中の際に、長持ちを担いだ連中が歌うものであった。全国的に歌詞も共通し、節も似通っているのは、大名行列の長持ち担ぎに雇われて歌った農民が、村に帰って嫁入り行列の荷物運びにそれを転用するような形で広まっていったためではないかと言われている。
歌詞
祝いナー
目出度の この長持は
行たらナーエ 来やせな
帰さしゃせなエー
父(とと)さまナーエ
母(かか)さまナーエ
御世話になった
今度ナーエ 来る時ゃ
やや連れてナーエ