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和歌山の食文化

日高町(阿尾)

【なれ寿司】
10月のクエまつり(白髭神社)のときに、ほんなれ(すし押)を各家庭で作っていたが、今は神社へのお供え分だけ作っている。魚はかますで、サバの早なれは今でも各家庭で作っている。本なれも早なれも「あせ」の葉を使う。


10月の祝日前の土日曜日に開催される、白髭神社のクエまつりに欠かせない郷土食に、すし押しと柿あわしがある。

【すし押し】
祭りの5日前に世話役(枡取)の指示で、その年の当番 、当屋(トヤ)の主婦全員(13軒) が集まり、すし押しをする。
「カマス」を使って、魚を左割にして塩漬けする。 2匹を抱き合わせてアセの葉で巻いて箱に詰め重しをする。
以前は神社のお供え以外でも 各家庭で作られていたが、すし押しは本なれのため、今は各家庭ではサバの早なれを作っている。

【柿あわし】 
すし押しと同じ日に当屋の主婦たちによって、「ワラビシダ」を煮てシダ汁を作りその中で渋柿を一昼夜漬けて渋を抜いて作る。
以前は神社のお供え以外でも 各家庭で作られていたが、 柿あわしは各家庭では今は作られていない。


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