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和歌山の食文化

海南市大窪

【かきまぜ】(酢を入れないちらしずしのようなもの)
(材料)椎茸、高野豆腐、ごぼう、こんにゃく、焼き鯖
昆布、いりこでだしをとり、椎茸、高野豆腐、ごぼうを入れ煮含め、しょうゆと砂糖で味を付ける。こんにゃくも同様に炊き、すべてをそれは細かく切っておく。
焼き鯖をほぐしておく。
炊きたての白いご飯にそれらを混ぜ込み、さやえんどうの緑を散らす。
具材は全体の4分の1くらい。

【押し抜け】
昭和25年くらいまで「秋葉講」の時に、「押し抜け」をいう料理が作られた。
「秋葉講」は「講」の一つで、秋葉さん(火の神様)を拝む行事。2か月に一度、60戸を2班に分け、30戸の中で2軒一組の当番を決めて(各戸持ち回り)家で拝む。その時、「押し抜け」をみんなにふるまった。
「押し抜け」とは、15㎝角くらいの四角く押したご飯の上に黒豆、そのまわりにおかず(ごぼう、こんにゃく、しいたけなどを炊いたもの)を並べたもの。ごちそうであった。
「秋葉講」は、奇数月の18日に今も行われているが、「押し抜け」の代わりに現在はパンとバナナになっている。

 

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