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和歌山県立医科大学記者発表 乳児期の唾液接触と学齢期のアレルギー発症リスクとの関連性が明らかに |
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この度、和歌山県立医科大学からの記者発表を以下のとおり実施いたしますので、報道関係の皆様方のご参加
賜りますようお願い申し上げます。
日時及び場所
日時:令和5年5月24日(水) 16:30〜(約15分+質疑)
場所:和歌山県立医科大学 紀三井寺キャンパス 生涯研修センター研修室(図書館棟3階)
Web上(ZOOM)オンラインでも開催
発表者
本学医学部 皮膚科学講座 博士研究員 久保 良美(くぼ よしみ)
兵庫医科大学 皮膚科学 主任教授 金澤 伸雄(かなざわ のぶお)
本学 産官学連携推進本部 学長特命教授 倉石 泰(くらいし やすし)
発表の概要
近年、乳幼児を取り巻く環境が極端に衛生的になっていることが、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性
疾患を発症する子どもの増加原因の一つと示唆されています。本研究では、石川県と栃木県の小中学生
3570名とその保護者を対象に、国際的なアレルギー質問票(ISAAC)を含むアンケート調査を実施し、乳児期
の唾液接触と学齢期のアレルギー疾患(湿疹、アレルギー性鼻炎、喘息)の発症に関連がないか、統計学的に
解析をしました。その結果、乳児期に食器の共有を介する唾液接触があった群では、学齢期の湿疹(アトピー
性皮膚炎)の発症リスクが有意に低くなることが明らかになりました。また、乳児期に親の唾液で洗浄された
おしゃぶりの使用を介した唾液接触があった群では、学齢期の湿疹(アトピー性皮膚炎)とアレルギー性鼻炎の
発症リスクが有意に低くなることが明らかになりました。これらの結果から、乳児期の唾液接触(食器の共用
と親の唾液で洗浄したおしゃぶりの使用)が学齢期のアレルギー発症を低下させる可能性があることが、アジ
アで初めて示されました。日本では、口腔衛生知識が普及し、またコロナ禍で乳児期に唾液接触する機会が益
々減少しています。今回の疫学調査により得られたデータと分析結果は大変貴重であり、更なる研究により、
小児アレルギー予防に繋がる可能性があります。
発表雑誌:『Journal of Allergy and Clinical Immunology Global』2 (2023) 100108
(2023年4月25日 Open Access Journal)
参加申込方法
【本学に来られる場合】
申し込みは不要です。
【オンラインで参加の場合】
事前にメールにて「件名:5/24オンライン記者発表 参加申込」「本文:報道機関名、氏名」を記載のうえ、
以下のメールアドレスまで送信ください。(発表5分前まで受付)参加に必要なURLを返信いたします。
メールアドレス: kouhou@wakayama-med.ac.jp
その他
本学へお車で来られる方は管理棟裏の東側駐車場を開放しますので、空いている駐車スペースをご利用ください。
事前のご照会等につきましては、担当者までお問い合わせください。
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