日本におけるガン・カモ・ハクチョウ類の冬期の生息状況を把握し、野生生物行政に必要な資料とするため、昭和44年度から毎年この時期に全国一斉調査を行っており、今回は52回目の調査となります。
◆調査日時等
○主な調査日: 令和3年1月17日(日)
○調査員: 99名(日本野鳥の会和歌山県支部、県鳥獣保護管理員等)
○調査箇所: 184か所(県内の河川、池、沼、ダム、海岸等の渡来地)
○「県内の主要河川において確認された個体数」、「確認された種数及び羽数」及び「確認されたカモ類の内訳」は別紙のとおり
◆調査結果概要
○カモ類の個体数は、昨年よりも少なかった。
○飛来地別に見ると、紀の川、日置川などでは昨年よりも増加した。古座川、熊野川などでは、昨年よりも減少した。
○種別で見ると、トモエガモが例年よりも多く確認された。これは日本海側の湖沼で越冬する個体群の一部が、大雪のために南下したためと考えられる。
○県内での目撃が少ない種としては、ホオジロガモが南部川で1羽、ウミアイサが日高川で1羽、ミコアイサが貴志川平池で7羽、アメリカヒドリが日高川で1羽確認された。 |
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