自宅でできる介護の方法 介護サービスの実際 介護保険について



自宅でできる介護の方法 ・感染予防(手洗い方法)
・食事 
・入浴 
・服の着脱 
・移動 
・住宅改修の工夫 
・福祉用具の活用



住宅改造の工夫
●玄関
玄関は、段差があり危険なところが多いものです。自由に外出ができるような配慮が必要です。

理想的な住宅改造及び配慮点

1.道路から玄関
【杖歩行と車椅子の場合】
連続した手すりを両サイドに設置する。
高さは一般的に75〜85cm。

手すりの設置(高さ75〜85cm)スロープの位置(幅90cm以上、勾配12分の1以上)縁石の設置(高さ5cm以上)把手は棒型ドアは引き戸、敷居は無しにする、ノンスリップタイルにする
  
  
2.玄関
【屋外、外ともに車椅子を使用する場合】

段差をなくす 少しななめ

    

●廊 下
・くさび型のスロープをつけると、部屋の出入り口の段差が解消され、車イスが通りやすくなります。
・床は滑りにくい材質のものを選びましょう。


   

●手 すり
手すりの役割は多様で、個人個人の能力や状態などを理解したうえで、用います。
手すりをつかむのか、手などを滑らすのか、もたれるのか、という動作に応じて形や位置を考えて下さい。
取り付けは、日曜大工でもできますが、壁の材質によって付けにくいことがありますので、
大工さんなどに相談しましょう。

手すりをつけるポイント
どんなに付けると便利?

・横型


・歩く時の補助に(廊下、階段など)
・一般の高さの腰掛けから立ち座りする際に
 (椅子、ベッド、洋式便器など)
・脱衣場で着替える時の補助に
 (タオル掛けにも利用できます)
※階段は上下とも端に水平に伸ばしましょう
・縦型




・低い腰掛けから立ち座りする際に
 (玄関、浴室など)
・段差の昇降に

・L型




・多目的に利用できます。
立ち座りや動作の補助移動などを1カ所で行う際に
左右用有。(玄関、浴室など)

・斜め型


・場合によって(浴室、段差など)



    

●階段
1.階段にも手すりを付けましょう。
2.手すりは階段の両側に付けましょう。
3.階段には滑り止めを付けると良いでしょう。


      

●トイレ
お年寄りになると、足腰が弱く、トイレがちかくなり、回数も多くなります。また、がまんの時間も短くなり、トイレでの ズボンの上げ下げに時間がかかる、などという状態が誰にでも起こってきます。排泄は、できるだけ自立していたいものです。たとえ介助が必要になっても、ト イレで行いたいを思う人が多いのです。

理想的な住宅改造の例
手すり(立位姿勢が困難な場合には立ち上がり用手すりを設ける)
鎖つきレバー
非常ボタン
ワイヤレスリモコン
姿勢が安定しない場合は後に寄りかかれるようにしておく
(手すりの形は障害に応じて)
手洗い
便器
洗浄暖房便座機能
床暖房
引き戸


     

●浴室
浴室は、トイレと同じで狭くて障害の多いところです。できるだけ気持ちよく、安全に入れるようにしましょう。

理想的な住宅改造の例
バス水栓は、デッキタイプのサーモスタット付きのものを
非常用ボタン(センサーとの併用)
シャワーヘッドを設けると、移動台に座って体を洗える
車イスが通れる間口寸法
把手は操作しやすい棒状
シャワーヘッドは、上下にスライドするもの
壁面収納なのでスッキリ物が納まる
グレーチングを入れて敷居の段差をなくす
スノコ式の移動台。洗い場でいったん座って、
手すりにつかまりながらずって浴槽に入れる。
車イスのフットレストが入るよう下をあけておく
床は滑りにくいタイル




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